玄大羽

近況報告

玄 大羽 税理士

 アンニョンハシンミカ。

 私は、大阪産業大学大学院 経済学研究科 現代経済システム専攻 梅田サテライトコ-スを2016年の3月に卒業しました  大羽と申します。
 祐伸科学教育振興会の皆様には多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。
 また、祐伸科学教育振興会が今年で設立20周年を迎えられる事を心よりお祝い申し上げます。

 私の近況報告をします。
 大学院での2年間の充実した修士課程を終え、2017年に税理士登録をしてからはや一年。現在は税理士として活動しています。
 税理士となってからは、日々の業務に追われる毎日を送りながらも、大学院時代の修士論文テーマであった事業承継税制について各種セミナーや書籍を通じて研究を継続しております。
 昨今、事業承継の問題は、日本の中小企業の継承・発展に係る大きな問題として取り上げられてきており、税制面においても平成30年度税制改正により「事業承継の際の相続税・贈与税の納税猶予及び免除制度(特例事業承継税制)」が創設されました。この制度は、従来の事業承継税制の納税猶予制度と並行して、平成30年からの10年間に限定して大幅な拡充をした制度となっています。あまり活用されてこなかった納税猶予制度が拡充後、どのように中小企業において活用されるのかを研究することが現在の重要な課題となっています。
 その他にも、秋には地域同胞商工人を対象としたセミナーの開催、税務署での納税者への記帳指導等、様々な活動を行ってまいります。
 これからも税理士として、同胞企業者をはじめとする同胞社会や日本の社会においてひとつでも有益な情報、サービスの提供をできるよう日々努力を重ねてまいります。

 今年は、18年ぶりの祖国訪問をする機会に巡り合い、発展していく共和国の姿を目の当たりにし、たくさんの刺激を受けました。これからの活動において大きな意味をもつ経験でありました。

 また、八月には三男も産まれ、四児の父になりました。これからも家庭においても、社会においても責任ある立場という自覚をもってより一層精進したいと思います。

 最後に、温かいご支援頂きました祐伸科学振興会の皆様のますますのご活躍を心よりお祈り申し上げ、また、私を支えてくださる皆様への感謝の言葉をのべ近況報告とさせていただきます。

プロフィール

玄 大羽

出身地:大阪府

生年月日:1978年5月4日(40才)

経歴:

1997年3月 大阪朝鮮高級学校 卒業

2001年3月 朝鮮大学校 経営学部 卒業

2001年4月 大阪府商工会 東大阪商工会 入社

2014年4月 大阪産業大学大学院 経済研究科 現代経済システム専攻 博士課程前期 入学

2015年4月 税理士法人FACE 入社

2016年3月 大阪産業大学大学院 経済研究科 現代経済システム専攻 博士課程前期 卒業

居住地域:大阪府東大阪市

「科学と未来」第19号に掲載

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