李蕣里

近況報告

李 蕣里 理学博士

 アンニョンハセヨ。
 私は大学院でランタノイド錯体をはじめとした有機磁性体の研究を行い、昨年九月に卒業しました。卒業をお祝いしていただき、誠にありがとうございました。
 その後、大阪大学工学研究科電気電子情報工学専攻にて、液晶レンズ研究グループの一員(特任研究員)となり、現在まで、レンズの大口径化(直径5cm)を実現するためのフレネル型構造・液晶素子の開発を行ってきました。
 液晶レンズ、特に眼鏡やヘッドマウントディスプレイに搭載予定の度数可変型レンズの実用化に向けては、画質の向上に課題があり、政府や外資系企業等の支援を受け、研究を続けています。
 また、度数可変型レンズの製品化と大阪大学発ベンチャーの設立に向けて学内・学外でセミナー、アドバイスを受けながら準備を行っています。
 来年度、本学工学研究科で、イノベーションデザインコースを新設するため、アシスタントとして授業のデモンストレーションを行ったりすることもあります。
 今後も成果を残せるよう精進してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

プロフィール

李 蕣里 (イ スンリ) 31歳
理学博士(大阪大学大学院理学研究科化学専攻・平成29年9月)
大阪在住

「科学と未来」第19号に掲載

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